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2015年2月6日金曜日

エジプトでの首相発言と日本人捕虜殺害事件の関連性に関する質問を「イスラム国寄り」と批判する産経新聞の異常性

ヤフーニュースの「イスラム国寄り」?発言、野党・元官僚続々と言う記事に、日本の貧弱な報道を見る思いである。

記事(産経新聞からの配信2/4,7:55)によると:

(日本共産党の)小池氏は(予算委員会において)首相が1月17日にエジプトで行った演説で、イスラム国対策として2億ドル(約236億円)の人道支援を表明したことを追求。「拘束された日本人に危険を与える可能性があったのではないか」と再三問い詰めた。

それに対して安倍首相は、「質問はISIL(イスラム国)に対し批判をしてはならないような印象を受ける。それはまさにテロリストに屈することになる」「テロリストに過度な気配りをする必要は全くない」と声を張った。

共産党も含め野党各党はイスラム国を非難しているが、小池氏のように「イスラム国側に立った視点」も目立つ。



この記事を読んで、これを書いた方(酒井充氏)は、日本語をまともに理解できる人なのかと思ってしまう。何故、小池氏の質問が「イスラム国側に立った視点」なのか? インフラや人道的支援にしろ、「対イスラム国対策として」と2億ドルの支援を発表したことを、イスラム国が脅しの口実にしたのは事実(実際に黒い服の兵士が、youtubeに配信の画像でそう喋っている)である。そして、首相のわざわざ中東まで出掛けていってあの様な発言をすることが、「拘束された日本人に危険を与える可能性(があったのではないか)」につながると考えるのは、極自然な発想である。「それをイスラム国側に立った視点」と解釈するのは、日本語が出来ない方なのか、現政権におもねって何か利益を得ようとしているかのどちらかだろうと思う。

記事は、更に:

イスラム国に対峙(たいじ)する中東諸国への2億ドルの人道支援の一部は、平成26年度補正予算案に盛り込まれている。政府が補正予算案を閣議決定したのは、人質事件が明らかになった1月20日より前の1月9日。この時や首相演説時に懸念を示す野党は見当たらなかった。


と続く。小池氏が拘るのは、2億ドルの人道支援を非難したのではなく、安倍首相が中東まで出掛けて行き、当地のニュースとしてテレビで流れる事を意識して、カメラの前でイスラム国対策支援を発表したことにある。

この「イスラム国より」という批判を聞いて、何やら気味悪い感覚を持った。戦争中の言論統制が始まるとき、このような雰囲気が政府系の新聞などからひろげられたのだろうと想像する。霧がやがて雲になり、暗雲立ちこめてあらしになるのである。安倍総理は、この機会を捉えて、憲法改正にまで話を広げている。私は憲法改正(特に憲法9条第二項)に賛成するが、安倍総理の下での憲法改正には反対する。

(昨日yahooブログに投稿したものを転載)

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