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2016年9月14日水曜日

米国による北朝鮮攻撃の可能性

数日前の記事と同じような文章を書きます。高島康司氏の記事:http://www.mag2.com/p/money/14171?l=qux0596bfd を見つけたからです。

北朝鮮がまた核実験を行った。日本のメディアは全て、暴挙だといって非難している。「北朝鮮のキム王朝にとっては、国家存亡をかけての実験であり当然である」という、他社とは異なった視点の記事を書くマスコミが一社くらいあっても良い筈だ。なぜそんなに声を揃えて同じことをいうのか。彼らは、長良川の 鵜のように取材先で飲み込み、メディア上に吐き出すという機械作業をするのみであり、知性の欠片も感じられない。

北朝鮮に対して、圧力をかけることしかしてこなかった米国のこれまでの対応は、戦争を望んでいるように見える。日本が太平洋戦争に入る時に似ている。オレンジ計画を懐に忍ばせながら、ワシントン条約からくず鉄禁輸、そして石油禁輸という具合に日本を締め上げたのは、米国支配層が日本と戦争がしたかったからなのだ。

日本のマスコミは本当に無能というか、国民を裏切っているというか、大本営(現在は、米国政府の傀儡)発表しか流さない。昔も今も同じだ。北朝鮮を米国が攻撃することになっても、そして、日本が集団的自衛権行使の法整備の結果必然的に巻き込まれることになっても、前日まで何も報道しないだろう。日本国民は新聞など全て解約すべきだ。

だれも米国が北朝鮮を攻撃しないと思っているだろうが、それは甘い希望的予測だ。その可能性がかなりあることは、最初に引用した高島氏の記事を読んでもわかる。また、私もすでに別サイトで言及している。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42946569.html

兎に角、核兵器の小型化とSLBMへの搭載が済めば、米国もうかうかと攻撃できなくなる。カリフォルニアが火の海になるからだ。あの国家(つまり、北朝鮮政府)が生存のために、核兵器開発を行うのは当然である。世界一の軍事大国といまだに戦争状態にあるのだから。そして、その超大国は講和の話し合いを拒否して、訳のわからない6カ国協議とかに丸投げして知らん顔なのだから。更に、国連を利用して、経済制裁の輪を作っているのだから。

アメリカが東アジアに混乱を残しておくことが、戦後戦略の一環だったことは別に馬淵睦男夫さんの本を読むまでもないだろう。それが、朝鮮戦争を終結しない理由だろう。北朝鮮を承認せずに残し、韓国には朝鮮半島統一を国是として刷り込むのである。また、日本に対しては北朝鮮との講話を妨害している筈(補足1)。昔の日韓基本条約の内容、(韓国が半島の唯一の政府であるとする条項)にも干渉しているだろう。小泉政権のときの拉致被害者奪還ができなかったのは、米国の干渉だと思うが、隠されている。小泉さんはその話を、墓場にもっていくだろう。

国後択捉は、サンフランシスコ講和条約で日本が放棄した千島に入らないと、インチキ地理学を日本に刷り込んだのは、ロシアと日本を近づけさせないためだ。尖閣の領有権に言及しないのも、日中双方で争うのを、高みの見物するためだ。戦後、李承晩という半日分子を隣国の大統領にしたのも米国だ。因みに、ウクライナで親露政権をクーデターで潰すのにも深く米国は関わっている筈だ。(田中宇さんのブログ参照)

ベトナムのトンキン湾事件を出すまでもなく、戦後世界の混乱は米国の戦略(金儲けの種)だった。ネット社会になって、政治に詳しい人が激増し、米国の悪巧みを隠すことができなくなり、そういううるさいのは、暗殺したほうがいいとブレジンスキーが漏らしたことでも解る。https://www.youtube.com/watch?v=Gc9rsvBIh9U

その人は、現オバマ大統領の外交顧問なのだ。同じ類いの人間に、共和党側のヘンリー・キッシンジャーがいる。政治の世界では、現実主義者というらしいが、恐ろしい人たちだ。

補足:

1)北朝鮮との講話が、唯一拉致被害者全員を取り戻す方法なのだ。それを拉致被害者の会はわかっていない。圧力をかけることで、帰って来ると思っているのだろうか?不思議な人たちだ。それに、国交関係の無い国が自国民を拉致するのを防止できなかったのは、日本政府の 失政であると攻撃しないのも変だ。
日本は北朝鮮と国交がなく、しかも、北朝鮮の敵国である米国や韓国の同盟国であること、更に、北朝鮮の同胞やスパイが大勢いる国である。日本国民を拉致から守る十分な体制をとってこなかったこと、拉致という事実が判明しても、攻め入って取り返そうとしなかったことを、何故彼ら拉致被害者家族は攻撃しないのだ。

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